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やっとログインできた!!!!!
さっきからずっとツールに弾かれまくりで全然ログインできなかったのです。
よかった!
とりあえずこの溢れる采配パッションをどうにかせねば今夜は眠れないぜ高虎タアアーーーン★
箇条書きで資料集感想(?)
・高虎アロハ
・パン一高虎
・かませ犬高虎
・ハアハアいいんだよそれがかわいいんだよ^p^
・墓参り…だと!?
・なんという腐女子ホイホイ
・えっぶっとびの後姿、コス雑誌にあったラフ絵とちがくね?
・どっちが本当か分からないので、フィギュアを要請します!
・三面図ほしかったなあ
・うきたんの趣味が読書
・実はインテリなんですかたまりませんねそうでしょう!
・八丈島から泳いでくるうきたん
・頭の回転がいいうきたん
・直政おまえ…!!!
・ところでうちのPC「まさ」で「政」が出てこないのおかしくないですか
・まさむねっていちいち打ってる。そろそろ登録すべきか。めんどくさいので井伊にしとこう。
・えっ井伊さん決定稿に前髪があるんですけど
・こういうことか
※髷は趣味です
・前髪で右半分隠れるタイプはまさに島津サンナン
・豊久のかわりに井伊を可愛がるおじごですが、その井伊さんも早世してションボリしたりとかするんですか
(妄想に過ぎる)
・そういえば家康の前に義久・藤堂・井伊がそろって武勇を語り合ったことがあったはずだけど、あれは関が原の前なのかな
個人的に、3年後の無理矢理ハッピーエンドにせんても良いんじゃないかなと思ってみたり。
うん、でも、全国各地とびまわってる三成のかわりに左近の世話をしてあげる高虎は萌える。
ということで、以下からいつか漫画のネタに使おうかなあと思っていたけど
資料集のその後の話で内容が食い違いますので本にすることはなくなりましたSSでも。
言い回しとかおかしい文章も携帯でメモかわりに打ってたそのままなので、読みにくいかも。
「どうした」
手にしていた鍬を戸口に立て掛け尋ねると、少女たまきは頬を膨らませて外方を向く。
「知らない!この人勝手に居座るんだもん」
「藤堂殿……」
呆れ顔で名を呼ばれた客人はにやりと笑い、失礼な言い方だなと吐き捨てた。
「何が失礼なんです?」
「俺は大名、アンタは名も知れぬ農民だろ?頭が高いね」
「藤堂殿は身分を重く見ない実力主義とうかがっておりましたが」
「生憎、アンタに実力があると認めてないんでね。そこいらの盗人の方が余程まともな生きた方をしてる」
厭味を刺された三成より先にかっとなり立ち上がったのはたまきだ。
「私もう我慢できない!こいつ引っ張り出してやる!!」
三成の制止は間に合わず、たまきが高虎に掴み掛かったが、一秒の後にその小さな体はひっくり返り板の間に背中を付けていた。目を瞬かせ、信じられないという風に片手一つで自分を返り討ちにした男を眺める。その男は少女の視線などどこ吹く風で、ゆったりと構えたまま欠伸などしていた。
「たま、大丈夫か?」
「う、うん」
たまきは父である左近に厳しくしつけられた所為もあり腕にはかなりの自信がある。それが、上背はあるが体付きは細くいつも人を指図しているだけの軍師ごときに負けるとは思ってもいなかったのだ。
「あんたのとこのボンクラ刀と一緒にしないでくれよ」
高虎の言葉はまるで彼女の心中を読んだかのようだ。たまきが起き上がり、今度は三成を睨み付ける。暗に何か言い返してやれと訴えているのに気付いた三成は肩を竦めた。
高虎は今でこそ上に立ち人を束ねる役目に就いているものの、早くは戦場で首を幾つも上げ武功を立てて出世した叩き上げの人物である。戦場に出た事は少なく専ら経理で名を上げた三成とは全く違うことを、彼は知っていた。であるからこそ、ただ東西分かれた軍で敵であった以上に嫌われている事もなんとなく分かる。
「たま、しばらく外してくれ。藤堂殿はおれに用があるのだろう」
「でも……」
たまきはすぐに従えない。高虎はどこに忍を潜ませているかも知れず、彼自身が武勇を誇ると分かればなおさらだ。逡巡する彼女に高虎は仕方ないと呟いて腰に帯びていた刀を床に投げ出した。
「あんたが持ってれば良い。帰る時に返せよ」
「…………お預かりします」
三成にこそ歯に着せぬ物言いをするが、そこは武家の娘である。高虎の刀を拾い上げ、一礼をして外に出る。草を踏み分ける足音が聞こえなくなると、三成は草鞋を脱ぎ、漸く高虎の前に座った。
胡座をかいて落ち着いた男を高虎はまじまじと観察した。本物の戦場を知らぬ事がありありと分かるうすっぺらで細い体は、少しばかり頑丈になって来たようだ。袴の裾も手も土で汚れてしまっている。世俗から姿を隠し山の麓で小さな堀っ建て小屋を住家としていると高虎が配下の忍から報告を受けたのはつい一月前の事だ。戦で放棄された小屋を手直しし、すぐ近くに自分達が食っていけるだけの小さな畑を作り細々とした生活を送っていると聞いていた。
高虎は三成の手を掴みぐいと引き寄せた。手の平や指には土汚れに紛れてマメの潰れた痕がある。慣れぬ農作業の所為だとすぐに分かった。
「…………なんですか」
美しいとは言えない手の平を見入る高虎の真意が読めず、三成はそれを振り払った。一農民にあしらわれた大名は機嫌を損ねるわけでもなく些か感心した様子すら見せる。
「ようやく人らしい手になったか」
「…………どうして今日はこちらに?」
「さてね」
高虎は今にも崩れそうな古臭い天井を睨んだ。修理をしているとは言え、建築の知識がない上に急ごしらえだ。
今に雨漏りするに違いない。
「ただ、あんたの行方が知れたんで、興味を持っただけだ」
三成が首を傾げる。
「でも、藤堂殿は俺が気に食わぬのではありませんか」
「当たり前だ」
一も二もなく言い切るとぎろりと睨んで来る。関ケ原の話ではない。もっと前から高虎は三成が気に食わなかった。武で名を上げた福島たちが文の一辺倒で秀吉に気に入られる三成を嫌うのは理解できるが、高虎はそれとまた少し違った視点で嫌っていた。
「あんたはお子様だからな」
文で活躍しても悪いとは思わない。人にはそれぞれ向き不向きがあるものだ。高虎が気に食わぬのは三成が文武の両派に出来上がる溝を予測できなかった事だ。秀吉の側にいるのならば、誰よりも家臣団が仲違いで瓦解せぬよう心を削る事が肝要だったはずだ。それをこの男は―――
「自分は悪い事をしていないのだから反感を持たれるはずがない。秀吉様にご恩のある者は皆最後まで付いて来てくれる筈だ―――大した傲慢だな。豊臣家を滅ぼしたのは、家康殿じゃない。あんたのその配慮のなさだよ。あんたがもっと早く己が立場を理解して文武派の執り成しをしていれば、福島も黒田も敵には回らなかった。一枚岩の豊臣家臣に、家康殿も挙兵するなんて愚考はしなかったさ」
それを理解していないあんたが腹立たしい。だから嫌いだ。かつての主君秀長が、三成の出現で秀吉から軽んじられるようになり苦汁を飲まされたとは言わない。それは秀吉の度量の低さに因るものであり、三成への僻み、あるいは逆恨みを肯定してしまうからだ。
そんな、人の恨みを知らぬほどぬくぬくと育って来た男が権力から放り出されどう暮らしているのか気になった。はたして農作業などやった筈もない男がどこまでできているのか―――少しは成長した様である。
「あんたはここで指を咥えて徳川の太平を見ていれば良いさ。俺がそんな世を作ってやる」
三成は自分に言い聞かせる様な言葉を口にする高虎に羨望の目を向けた。第一線を退いた自分には言えぬ言葉だ。
「藤堂殿―――…」
「また来る。簡単に死ぬなよ」
「待って下さい!」
立ち上がる高虎の袖を三成は咄嗟に引っ張った。
「何だ」
「いえ…その……」
口ごもる三成相手に高虎はしばし沈黙し、袖を掴む手を振り払った。
「お前のそういうところも気に食わない」
したたかに言い切ると、そのまま着物の裾を翻し出て行ってしまった。背には強い拒絶の色が滲んでいた。
小屋を出て、ふらりと周囲を見回す。戦火から逃れ焼け残った鳥居に手綱を結び付けた愛馬がいる。その横に、
刀を抱き締めたたまきが座り込んでいた。
「御用はお済みですか」
「……お前、石田の前でもそんな態度ならそれなりに見えるのにな」
「要らぬ世話です」
丸い目が高虎を射抜く。
「こちらをお返しします」
「ああ」
刀を受けとり、腰に結び付ける。たまきはずっと外を警戒していたが、それは要らぬ世話だった。高虎はただひとり側仕えの小性に数日留守にするとだけ告げて供を連れずに一人こっそりと城を抜けてきたのだ。周りに忍の気配があるはずもない。いたとしても、主人の命に背いて追跡しているのだから、彼が危機に陥らぬ限り姿を現す筈がなかった。
「たまき」
急に名を呼ばれてたまきは目を丸くした。
「私の名をご存じで?」
「左近殿の娘だからな」
かつて同じ釜の飯を食った仲間だ。その頃はまだお互いに若くまさかこのような道を選ぶとは思っていなかったが、当時からすでに才覚が抜きんでており、かつ豪快で気の置けぬ年上の男を高虎は尊敬が混じる想いで見つめていた。また、彼からもそれなりに気に入られていたと自負している。たまきは知らないが、彼女が生まれた時には祝いの品も贈っていたし、まだ幼い彼女を抱いたこともある。
高虎は口の片端を吊り上げると懐からかんざしを一つ取り出し、たまきの髪に挿した。
「ほう、馬子にも衣装か」
「これは…」
「三成がはつの事を尋ねて来たら直接渡そうと思っていたんだがな。あの腰抜けは口にするのを躊躇ったらしい。全く気に食わねえな」
「あの人、生きてるの?」
「答える義理はない」
冷淡に言いつつ、馬の手綱を手に取る。すぐ馬上の人になると別れの挨拶もせずに街道へと駆け出した。
改修中の伏見城に戻ると城のあるじその人が訪れていた。長右エ門にその旨を聞き、はてと小首を傾げながら言われた場所に向かうと、高台から眼下を見下ろす天下人の姿があった。
「徳川殿」
腕を組み太った体を悠然と構えている家康の隣りには、常ながらお勝の方がよりそっていた。二人が見ているのは、目下建設中の石垣である。
「急に如何しました?」
今や豊臣の一家臣ではなく時の人と成った家康に対する言葉遣いは、慇懃さが増している。家康は少し堅苦しい顔をしながら尋ね返した。
「忍び遊びか?行き先を知らんと皆口を揃えていたぞ」
「遊びたいのは山々ですが、この城が完成するまでは惚ける訳にはいきませんね。お耳に入れるほども無い野暮用ですよ」
ふん、と鼻を鳴らした家康は、傍らのお勝の方に彼女が抗える筈も無い笑みを浮かべて言った。
「大工衆に激励の声を掛けて参れ。麗しい女人にはあの者達も飢えておろう」
「はい!仰せのとおりに!」
願いを言われるだけでなくさらりと容姿を褒められて嬉しくない筈が無い。お勝の方は飛び上がらん勢いで石を運ぶ者どものすぐそばに下りて行き、家康様もお前達の良き働きはおそばで見ておりますよと燃え上がらん勢いで口説いている。家康は大きく息を吐いた。
これはわざと遠ざけたのだなと思ったのも束の間、
「あの馬鹿者は息災であったか」
高虎に背を向けたまま尋ねた。
「何の事でしょう」
家康は完全に高虎の行き場所を見抜いている。しかしあえて空惚けたのを「まあよいわ」と受け流した。覇者特有の余裕による寛容さである。また、今更歴史の表舞台を自ら降りた人物を気にしてなどいられないのだろう。家康のせねばならぬ事は、いくら時間があっても足りぬほどあった。
「わしも、いま少し自由に動けたらのう」
そうぼやくのも無理がない。高虎は笑った。
「どうぞお思いのとおりに」
「たわけた事を」
高虎は戯れではありませんよと返した。
「いまや征夷大将軍になろうというお方なのです。好きなようになさればよろしいでしょう」
「お前も分かっておろう。幕府を盤石なものにするまでは他にうつつは抜かせぬわ」
「それがお分かりならば下々を羨しがる事はありますまい。両手でもてる物は限られておりますから、くれぐれも折角手に入れた宝を落としませぬように。拾い上げるのは私かもしれませんよ」
「お主ならば任せられるな」
揶揄のつもりが真面目に返されて、高虎は返答に困った。
「…………くだらぬ話は止めましょう」
強引にこの話を打ち切り、人が慌ただしく動くのを見ると、お勝の鈴が鳴るような可憐な声が目だった。なるほど、これは士気も上がるであろう。俄かに活気づいた現場を見つめながら主の計らいに感心していると、嗄れた低い声が高虎の耳を打った。
「万一、挙兵を志す様子があれば直ぐに知らせよ」
「御意」
まさか起こるはずがないと互いに分かっていながら、言わずにはいられなかった。それほど、彼には不思議な魅力が備わっていた。
―――いや、それよりもこいつはもしかして。
「家康殿」
高虎が古い呼び方をした。些か砕けた、からかう口調である。
「あの馬鹿を味方に引き入れるのは勘弁して下さいよ。俺の胃袋が先に参っちまいます」
家康が振り返る。仄かに目を丸くしたかと思うと、大きな声で腹から笑い旧い親友にするような勢いで高虎の背をばしばしと叩いた。
「狐のお前にも苦手なものがあると見える」
結構、と繰り返し呟いて大層機嫌がいい。高虎は舌打ちを堪えるので必死だった。